いつものごとく、ねぼすけおとうが、朝ごはん出来たと言われておかあちゃんに起こされた。
そしたら珍しくとなりにまだ3才の下の子が寝てて、一緒に起きたんだか、いつもなら元気いっぱいなのに様子がおかしい。
寝たままこっちを向いて、
「おとうちゃん、あのね…」
お、なんか泣きそう。
「あのね…おしっこもらしちゃったの…」
最後まで言い終わらないうちに、顔がくしゃくしゃってしてきて、
「うぇ〜〜ん」
布団とパジャマにさわってみたら…うん、確かに濡れてる。
下の子ははやいうちにオムツ取れて、もう結構たつので、まぁたまにはあるよなと思うんだが、怒られると思って泣いてるのか、悔しくて泣いてるのか、どっちだろう。
おとう的には、悔し泣きの方がいいので、
「そっか…悔しくて泣いちゃったの?」
と聞いておいた。
こういう時は何聞いても「うん…」と答えるので、どうせならおとうの期待する質問にしておく。
「もうしたくない」という気持ちは十分伝わってくるので、怒る必要も無く、着替えさせて朝ごはん。
洗濯やらで、おかあちゃんは大変だけど。
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