2020年1月3日金曜日

2020年 お父さんの抱負と娘へのアドバイス

ものすごい久しぶりな投稿です。
最近は娘も大きくなって、上の子は中学生だったりします。
前回の投稿が5年前か・・・

さて、早速本題です。

2020年抱負

昨年同様、娘の【書き初めの宿題】のついでに、終わったあと、ちょこっと習字セットを借りて、抱負を書きました。こちらです。

今年は「とにかく動く」
「う」と「ご」のところにねずみの絵を書いてみました。しっぽがうまく書けずに、ほつれた糸みたいになってます・・・(汗)

ちなみに昨年は「猪突猛進」。
猪の絵についてはググってたらちょうどいい画像があったので、マネて書いたものです。アイディアが他の方というのもあり、あらためて見てもかっこいいですね。

今年のねずみについてはググっても出てこなかったので、自分で考えましたが・・・なんかしょぼいです。まぁこれが本来の実力ということで(笑)

抱負のことばができた経緯

さて、絵はさておき、なんで抱負を「とにかくうごく」にしたか、について、よい機会なので経緯を留めておきたいと思います。

ちょうど今朝、娘の冬休みの宿題に「お父さんの仕事」を聞くというプリントがあり、中学生の娘からいくつか質問されました。

(ついにきたか・・・今年は父にとっても節目な年になったなー)

なぜ父にとって節目のイベントなのか・・・詳しいことは割愛しますが、長年「この日が来た時に、子供に堂々と自信を持って話ができる仕事をしている」を目標にしてやってきたので、今素直にそう思えてる事が結構嬉しかったんですよね。

早速、いくつかある質問に答えていきました。
基本的には、自分の専門職であるITエンジニアについて語りましたが、質問の最後が「今後の子供へのアドバイス」でした。
これはしばし考える時間が必要でした。そして考えた結果、こんなふうに答えました。

「○○が大人になる頃は、今よりもっと変化が激しくなってて、何の仕事がいいとかは、今は分からないから、その場その場の状況を自分で観て考えて行動できる力を付けといた方がいいかな。受け身ではあっという間に置いてかれるからね」

そしたら

「知ってるよ、今ある仕事の半分は無くなるだろうって言われてるんでしょ?」

「おー、そうそう、よく知ってるね。どっかの国で、小学生の65%は今は存在していない職業に就くだろうとかいう記事もあったよ」

よく知ってるな、学校でもいい事教えてくれるんだなー、と思いながら会話を楽しんでました。そして調子に乗って、

「そういう時代になってくから、仕事(キャリアパス)も『これに決めた』で一直線、みたいなのが難しいってわけだね。昔はそれでもいけたんだけどねー。だから、全部を決めすぎず『今に集中して』身につけるの連続で、いつの間にか唯一無二のスキルになってる、みたいな感じがいいと思うんだ。」

「なるほどねー」

「これからの時代の仕事を考える話で、確かいい記事があったんだよねー・・・『計画された偶発性理論』だっけな・・・」
キャリアの8割は偶然? キャリアプランに役立つ「計画された偶発性理論」とは
(1)「好奇心」 ― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
「あー、なるほどねー」

やや娘が生返事に(笑)
だんだん中学生にする話で無くなってきてます・・・お父さんの悪いクセですね。

こういう話につい熱が入ってしまうのは、僕がITエンジニアという、特にスピードが速い職業についてるからでしょうか。
他の業種や専門職を「ITの視点」から見ることもできちゃうので、「あ、あれはITで置き換えれるな」「あ、これはITで効率化できるな」と考えたりして、将来的に淘汰される職種も想像しちゃったりするんですよね。

更に、このブログ執筆時点でニュースに出ているGoogleの文章読解AI「BERT」など、僕らの想像を更に超える速度で精度が向上してたりするんですよね。
グーグルの最新AI「BERT」のインパクト、ついに読解力も人間超え
こういう情報に触れる機会も多いので、他の仕事をしている人よりも、より危機感が高いのかもしれません。やや過剰なのかも?

などという会話をしたあと

(そういう父はどうなんだろう、見本になれてるんだろうか)

振り返ると、

(プライベートも仕事も、昔に比べて保守的になってないか?変化を起こしてないんじゃないか?)

という気持ちになってきて、

(いかんいかん、これでは娘が大きくなる前に足元すくわれるかもな。惰性や保守的じゃなく、自分で考えて行動しなきゃな)

に至ったわけです。

抱負のことばと絵

さて、長くなりましたが、ようやく冒頭の絵につながります。
そんな思いを、今年の干支にちなんで言葉にしてみよう、という作業を開始しました。

子(ね)の特徴は「行動力と財」だそうです。
「寝ず身」=「働き者」ととらえることもあるそうなので、ああ、これはニュアンスとしてピッタリだなと思いました。
ねずみのように、とにかく行動する、素早く走り回る、パワーはなくても、ちょこまかと数とスピードを重ねる、そんな年にしよう。
ということで「とにかくうごく」としました。

まぁ、元々がぐーたらな性格なので、どうせ来年、また「何もせずに終わっちゃったなー」になるんですよ(笑)

でもね、年始くらいは自分にはっぱかけておかないと、もっとひどいことになるんで、意味はあると思います(汗)

ちなみに娘の半紙なので無駄にしないよう一発勝負です。

オチ

完成してからみんなに「どう?」と見せたところ、すぐに返ってきた言葉が、

「家の中でもうごいてね(家の手伝いとか)」
「そうだよねー」

という一言。
う・・・おっしゃるとおりで(汗)
あらためて、そういう意味も込めて部屋に貼っておきます。